こんにちは!元うつでHSP(HSS型HSE)の心理カウンセラーちえです。
今回のテーマは「モチベーションが中だるみしてしまうのはなぜ?」です。
以前やる気が起こらない時どうする?という記事をアップしました。その中で現在の状態が通常よりもマイナスなのかプラスなのかが判断の基準として重要であり、通常よりもマイナスの状態にある時にどのように対処していくのかを中心にお話しました。
今回は、すごくやる気に満ち溢れていてモチベーションが高かったにもかかわらず、数か月たつと始めた頃のモチベーションが落ちてきてしまう…そんな場合について考えていきます。
こんな悩みを持つあなたに読んで欲しい

自分がやりたいことだったのに、3ヶ月くらい経つと飽きてきてしまう
慣れてきた頃に途端にやる気がなくなってしまう
モチベーションが続かず、何事も長続きしない

すごくあります!始めた頃のやる気はどこに行ったんだろう?と感じるくらいモチベーションが落ちてしまって、楽しくなくなってしまうんです。
自分のしたいことであればあるほど始めたときのモチベーションは高いですが、3ヶ月ほど経つと飽きてきたり、思っていたよりも変化を感じられなかったり、始めた頃のモチベーションがぐんと減ってしまうことがあります。
やる気や意欲の低下を放置してしまうと、パフォーマンスがすごく落ちたり、楽しかったはずの作業が苦痛になってしまったり、それ自体辞めてしまったりという事態に繋がりかねません。
私は継続が絶対!と考えるタイプではないので、「止める」は一つの選択肢だと思っていますが、本当は続けた方が良いと心の中では感じているのにやる気がなくなってできない状況というのは心にかかる負担は大きくなってしまいます。
そうならないためにできる対策を考えていくのですが…対策を考える上で重要なのは今の状態を引き起こした原因を知ることです。
ですので、今回はモチベーションややる気の中だるみの原因を考えていきましょう。
モチベーションは下がる
まず最初にお伝えしなければいけません。
多くの方が見落としがちなのですが、モチベーションは「同じ状態をつづけているだけでは」下がってくるものなんです。

まあそうだよね…と思う反面、つらい現実ですよね(泣)
最初のモチベーションややる気が続き、ずっと行動できると思っている方がほとんどだと思います。私も何かを始める時の気持ちがずっと続くと思っていましたが…そう甘くはありません。
ずっとやる気満々で将来に対して活動的。そんなタフな状態を保てたら最高!と私も感じますが、これは難しいことと捉えておいた方が精神衛生上善いと私は思います。
モチベーションは永遠に続くものだと捉えていると、下がったときに「こんな自分ダメだ。」という気持ちに陥ってしまい自己嫌悪や自己否定に繋がる可能性があります。その自己否定が更に無意欲に繋がり…と悪循環を生み出してしまいかねません。
そうならないためにも、前提としてモチベーションややる気は「同じ状態をつづけているだけでは下がってくるもの」と捉えておくことをおすすめします。
モチベーションは下がってくるものと捉えておくことで、モチベーションが上がらない自分に対して「こんな自分ダメだ!」「やる気がない自分って嫌だ!」という否定的な感情も生まれにくくなります。
モチベーションが下がる3つの理由
モチベーションが下がる理由は千差万別です。ここではよくある理由を3つ紹介します。
今の状況に当てはめてみてくださいね。
目的や目標がみえなくなっているから
モチ―ベーションが落ちてしまって行動に移せない理由の多くは「目的を見失っているから」です。
分かりやすく新入社員を例に挙げて話を進めます。
入社した当初は、新しい環境や人間関係に忙しくも充実した日々。今の生活の先に自分の理想の姿を思い描いて理想の実現が大きなモチベーションとなっています。
ですが、数か月後…環境に慣れ人間関係に慣れ、憧れの上司が実が愚痴っぽかったり、思っていた仕事をさせてもらえなかったり、自分の思い描いていたゴールや理想への道にもやがかかってしまったという経験をされた方も多いのではないかと思います。
「何のために自分は頑張っているんだろう」と目標や目的を見失ってしまうという状況に陥ってしまうのはあるあるではないでしょうか。
頑張る目的や意義を見出せなくなってしまうと「ただ目の前のことをこなしていればいいや」と考え方が変わってしまうかもしれません。これでは、やる気が高い状態を継続するのは難しくなります。
達成感を味わえていないから
日々、自分が確実にできることだけをこなしている状態が続くと、モチベーションは落ちてきます。それは自分はできる!とか自分でできた!という達成感を味わえていないからです。
誰にでもできる作業ばかり振られ、自分のやったことのない難しい案件は振ってもらえない。毎日同じ作業の繰り返しで、自分のした仕事に対して何のリアクションももらえない。
そんな日々が続くと、自分がしなくても同じなんじゃないかという気持ちになってくることがあります。
これだと達成感が味わえず、もっと頑張ろう!という心の内側からやる気は湧き上がってきません。これが更なるモチベーション低下に繋がってしまいます。
変化がないから
達成感を味わえていないという先ほどの理由とも近いんですが、毎日同じことの繰り返しで単調な日々を過ごしていると変化がないことに対して惰性を感じやすくなります。
惰性を感じると、頑張る気力がなくなり、意欲がなくなりそれが更にモチベーション低下につながり…といった悪循環になってしまうかもしれません。
あなたがやる気出た!というときはどんな時ですか?

頑張ろう!すぐ行動したい!
そんなやる気が出た!という場面を思い出してみてください。
色んなパターンがあると思いますが、もっと頑張ろう!と心の内側からやる気が漲ってくるためには3つの欲求が関連していると言われています。また、内側からやる気が漲ってくることを心理学用語で「内発的動機付け」と言います。
言葉を覚える必要はないですが、どうすれば内発的動機付けが高められるのかを知っておけばやる気を出したい!と思った時の行動が見えてくるのでおすすめです。
自律性
自律性とは自分で選択決断して行動することを指します。
例えば親や先生、上司に言われたわけではなく、自分で資格を取ろうと思って勉強を始めた時。
自分で決断をしたことで無意識下で「自分との約束」と認識しているのが、行動を促す要因になっているのかもしれませんね。
有能性
有能性とは自分でできる!自分はできる!といった感覚を指します。
例えばダイエット頑張っている時期にガラスに映る自分の姿をみて「痩せた!」と感じた時。
自分がやればできるんだという意識が、もっと頑張ろうとさらなる行動を促してくれます。
関係性
関係性とは他者と繋がりたい、他者に貢献したいという欲求を指します。
仕事でふとした時に上司から「いつも助かっているよ、ありがとう。」と一言言われただけで、「仕事頑張ろう!」と思えるのは、この関係性の欲求が満たされたからだと言えます。
自分の頑張りを認められ、それが誰かの役に立てていると自覚できるともっと役に立ちたいという気持ちにつながり、それがやる気に繋がります。
Youtubeでもお話しています
今回の内容をYoutubeでもお話しています。
動画は、私のお伝えしたいことの微妙なニュアンスまで伝えることができるので個人的にはすごく好きです。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
やる気やモチベーションについては悩みの中でかなり大きなウエイトを占める悩みです。
それだけ悩んでしまう人が多いということですね。
ですので、次回はモチベーションを保つために解決策を紹介していきます。
Youtubeでは先取りしてモチベーション維持法を既にアップしておりますので良ければそちらもご覧ください。
この他にもYoutubeでは自分のネガティブな一面と上手く付き合っていく方法についてお話しています。
リアルタイムで見ていただけるのはYoutubeだけなので、良ければチャンネル登録お願いします。
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