元教員のうつからの回復

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こんにちは。元うつでHSPの心理カウンセラーのちえです。

今回は、私自身の体験をベースになぜうつになったのか、うつからどう回復したのかを中心テーマとしてお話します。

こんな悩みを持つあなたに読んで欲しい

ちえ

こんな悩みはありませんか?

ちえ

うつ的な症状があるけどだましだまし仕事をつづけていたり

うつと診断されたけど家族に言えなかったり

現在うつで通院中だったり…

悩ミ

実は私も…なんです。

うつの症状は目に見えないからこそ苦しんでいる方ってたくさんいると思うんですよね。

私も10年以上前に「うつ」の診断を受けたことがあります。当時は教員だったのですが、仕事も数か月お休みしました。休職中は「自分の存在価値」ってなんだろうって思っていましたし、本当に何もしない、何もしたくない無気力な毎日でした。

ですが、あるきっかけで今は通院も投薬も必要のない日々を過ごしています。

なぜうつになるのか

そもそもうつの発症原因は何なのでしょうか。

実はうつ発症の原因はまだよくわかっていません。

厚生労働省のホームページでは、以下のような記述があります。

発症の原因は正確にはよくわかっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。うつ病の背景には、精神的ストレスや身体的ストレスなどが指摘されることが多いですが、辛い体験や悲しい出来事のみならず、結婚や進学、就職、引越しなどといった嬉しい出来事の後にも発症することがあります。なお、体の病気や内科治療薬が原因となってうつ状態が生じることもあるので注意が必要です。(厚生労働省 みんなのメンタルヘルス総合サイト

その他にもセロトニン調節がうまくいかないことが原因との説もあり、いまだはっきりとした発症の原因は分かっていません。

うつに共通すると考えられること

上記の内容を踏まえてうつを発症した原因は人それぞれで、一概に「原因」が明確な方ばかりではないのではないかと私は感じています。ただ、同時に感じるのは、私自身の場合を含めて共通しているのは、「自分のキャパ以上に頑張りすぎたこと」がうつ症状を起こす一つの要因になっているのではないかということです。

悩ミ

確かに、自分が我慢すればトラブルにならないですむし…って

全て、相手に合わせていたかもしれません…

このように、自分の心の限界を超えるまで頑張りすぎてしまった方が多いのではないでしょうか。

自分以外の何かのために頑張れること

先ほど、自分の心の限界を超えるまで頑張りすぎてしまったことがうつの症状に繋がっているのではないかというお話をしました。ここで立ち止まって考えていただきたいんです。

ちえ

自分以外の「誰かのため」に頑張れるって、すごいことだと思いませんか?

それが、回り回って自分のためだと思っていたとしても、誰かや何かのために頑張れるって素晴らしいことだと私は思います。だから、自分以外の人のために頑張れる自分を認めてあげて欲しい。「うつになってしまった私はダメだ!」ではなくて、「私よく頑張っていたんだな!」って自分を認めてあげて欲しいんです。

ちえ

もしできたら…心の中でもいいので自分に「わたし、よく頑張ってたんだね」って言ってあげてください。

悩ミ

自分を認めるって苦手だけど…

心の中で言うくらいだったらできるかも!

周囲の厳しい声にツラいときは

ですが、時には周囲から心無い言葉を受けることもあるかもしれません。

心が弱いとか…打たれ弱い…とか。

だけど私が思うのは、何かしらの症状が出ているということは身体と心が悲鳴を上げている状態、限界を超えている状態であって、それを「うつ」という形でサインとして出してくれているということで「あなた、無理してるよ!」「そろそろ自分大事にしなよ!」と言ってくれているということなんです。

例えば、骨折。重たい荷物をもって自宅の階段を滑り落ちて足を骨折したとします。この時、骨折になったのは足が衝撃と重さに耐えきれなくなったことが原因ですよね。だけどこれも、自分の限界を超えてしまったという点においてはうつと同じです。ですが、骨折の場合、足弱い!とか打たれ弱いみたいなことって言われづらいですよね。

何が言いたいのかというと、「自分の限界は自分しか知らない」ということ。

だから周囲に心無い苦言を言われたとしても、あなた自身は限界まで頑張った自分を認めてあげて欲しいんです。これができていないと、悪循環に陥ってしまう場合があります。

①うつの診断を受ける → ②周囲から心無い言葉を受ける → ③自分に対して否定的に考える(自分がダメだからこうなったんだ…) → ④更に心が疲れる(無気力や倦怠感、悲観的) → ⑤うつ症状の悪化 

悪循環に入ってしまうと、抜け出すのがどんどんつらくなってしまうかもしれません。

この中で自分でコントロールできるのは、うつになっている自分に対してどう考えるか、どう感じるかという部分だけなので、くどいかもしれませんが、あなた自身は限界まで頑張った自分を認めてあげて欲しいんです。

元教員の私のうつの始まり

前置きが長くてすみません。(汗)

では、私はどうだったのか、うつの始まりについてお話したいと思います。

当時の私は教員1年目でした。クラス担任を持ち、自分一人で全てのことをやらないといけないと思っていました。当時、リアルタイムで相談できるような環境ではなくすごく気を張りながら毎日過ごしていた記憶があります。

新卒や転職されて新しい部署や環境になった方は同じような状況になった方もおられるかもしれませんね。

毎日忙しく過ごしている中で、微熱と下痢が始まったんです。

「軽い風邪かな。」

当時の私は少ししたらすぐ治るだろう。と思って放置したんです。でも1週間経っても回復せずで原因も不明だったので、不安を抱えそれでもだましだまし仕事を続けていました。

ある時同僚の先生に「気軽に」その話をしたら、親身に受け止めてくださり、「この後病院に行こう!」と言われました。

「軽い風邪だったら、送迎もしてもらって申し訳なさすぎるな…」なんて気楽に捉えていた私。最初は内科に行ってもらって診断は軽い風邪でした。薬をもらってその日は帰宅しました。

変化があったのは、翌日。

朝起きたら、微熱と倦怠感で体が動かなくなったんです。この日から仕事にも行けなくなりました。ただ、当時の私が症状の原因と思っていたのは、軽い風邪。

薬も飲んでいるにもかかわらず仕事行けないなんて、私、不甲斐ないな…

これが3日ほど続きました。ここで初めて「心療内科行ってみたら?」と言われ、行ったクリニックで「うつ」と診断を受けました。

ここまで読んでいただいた方は気づいていただいたと思うんですが、私は自分が無理をしているという自覚もなく、うつの発症に気づいてもいなかったんです。

今悩んでいるあなたに伝えたいこと

今でこそ、自分を責めないで!自分を認めてあげて!と声を大にしてお伝えしているのですが、さっきの体験談でもお話した通りで、うつになったばかりの私は

ちえ

うつになっちゃう自分て、なんてダメなんだ…

職場に迷惑かけてダメだ…

自分の存在価値なんて…

みたいな否定的な思考ばかりがグルグルしていました。だから、今うつで悩んでいる方にお伝えしたいのは、うつは適切な対処をすれば回復させることができるし、あなたはダメじゃないから安心してほしいということ。少し心が疲れてしまっただけなんです。

私がうつ回復した3つの解決策

現在は通院も投薬もなく日々過ごしている私ですが、ここでは私の場合でうつ回復につながった3つの方法をご紹介します。うつの症状には個人差が大きく、全ての方に置いて当てはまるとは断言できないので、一体験者の声として参考にしていただけると幸いです。

心に負担になりそうなことから離れる

1つ目は、心に負担になりそうなことから離れること。

これは、何があなたにとって心の負担になっているのかを見極める際にも役立つ方法です。何の情報から離れるのが心穏やかになれるのか、ふとした時に不安や心配事として心に浮かんでくるのはどんな内容なのか、その不安や心配事からできる限りはなれるようにしましょう。

ちなみに、私の場合は仕事でした。

数か月休職したので、物理的に離れることができたのですが、それに加えて仕事を思い出すような「教育」に関連することも見ない聞かない触れないようにしていました。テレビやYoutubeの教育関連番組は見ませんでしたし、職場との連絡も必要最小限にしていました。

うつの原因となっていると考えられることから離れることで、突発的に思い出して悲観的になることも減りました。それによって感情の起伏をおだやかにすることに繋がりました。

これを実践するにあたり、クリニックで言われた治療方針の一つを引用として載せておきます。

ポジティブなことであっても、大きく感情が動いてしまうと反動のように同じくらいネガティブになる可能性が高い。まずは、感情や気分の波を抑えることを当面の治療方針にしましょう。(通院2回目での医師からの言葉)

生活リズムと楽しみ

2つ目はうつになって1ヶ月ほどたった時、気持ちを前向き外向きにしてくれた方法です。

それは生活リズムを整えることと楽しみを見つけること。思い切り笑えることがあればベストです。

私は生活リズムを整えること(強いていうのであれば朝の時間に習慣を作るのがおすすめ)で、何かやってみようかなという意欲が生まれることに繋がりました。午前中の日光に浴びることは幸せホルモンであるセロトニン形成にも関わると言われているので、朝の散歩を日課にしてみるのもいいかもしれません。

楽しみを見つけることも同様で気持ちを前向き上向きにしてくれました。「笑う」ことがおすすめと前述したのですが、笑うという行為自体が内にとどまっていた気持ちを外に出してくれる、発散する効果があるんですよね。これは以前聞いたことはあったのですが実践を通じて悩んでいた気持ちがいつも間にか軽くなっているのにも気づきました。


私の場合は、この2つを兼ねたのが「子犬を飼うこと」でした。

生後40日ほどの足もおぼつかない、目もまだ開いていないような子犬を我が家に迎えることになりました。見ているだけで癒しにもなったし、生活に刺激が生まれました。

子犬にごはんをあげることが私の日課になったのですが、誤算だったのが生まれたての子犬はドライのドッグフードが食べられないのでお湯でふやかしてあげないといけないということでした。子犬が我が家に来た日から私の朝はお水をやかんに入れ、お湯を沸かしてドッグフードに掛け、適温になったのを確かめてから子犬にあげるという片手間ではできないルーティーンから始まるようになりました。

ですが、この誤算のおかげで、生活にリズムができました。

それに加えて、子犬と散歩に行くことによって今までは家の中だけにこもっていたのが外出できるようになりました。物理的に外出することによって自分の意識も内から外に向くように徐々に変化していきました。それが、新たな意欲にも繋がりだんだんと外に意識が向くようになりました。

「離れる選択」をアリだと思うこと

私はこの方法で一気にうつの症状が軽くなり、闇から光に一気に世界が変化しました。

それはうつの原因から離れる選択をしたこと。

ここで私がお伝えしたいのは、「離れてください。」と言いたい訳ではなくて、自分自身が「離れる選択肢もありだと思う」ということです。

私の場合は、2つのことを決断しました。それは仕事を止めることと人間関係を整理すること。一旦創り上げたものを壊すのは結構勇気のいることではありましたが、ゼロベースと呼べるような状態にまで戻すことにしました。

この時私が考えていたのは、今に固執することなく未来に期待しよう。ということでした。教職をまたやりたいと思えばその時また目指せばいいし、縁のある人だったらこの先また繋がることができるだろう。そんな風に考えていました。

ただ、この選択を「逃げ」だと思う方もいるかもしれませんし、逃げだと言われたりするかもしれません。ですが、私の考えとしては

ちえ

逃げちゃダメなんですか?ってことなんです!

例えば、ロールプレイングゲームで今の経験値じゃかなわない相手が出てきた時、逃げるっていう選択をする方多いんじゃないかなって思うんですね。

で、また自分の経験値やレベルが上がったら同じ敵に立ち向かう…みたいな。この時の感覚って「自分、逃げてダメな奴…」ではなくて「今じゃないから、出てこないで!」が近いのではないでしょうか。

あまりゲームはしないのですが、他にいいたとえが思いつかなかったので…(笑)

将来の自分のためにする今の逃げは恥でも何でもないし一つの選択肢だと私は思います。

逃げる選択をした後の私

仕事を退職することを選んだ私がその後どうなったかというと、うつの経験をしたからこそうつで悩んでいる人の手助けになりたいという思いが強くなりカウンセラーや心理学へ強い興味を抱きました。

そして心理カウンセラーの資格も取得しました。

Youtubeやブログで少しでも心を軽くするのに役立てばと発信も始めました。

うつになったからこそ感じられた気持ちがあるし見えた景色がある。そして叶えたいと思える夢ができた。うつになったことは私にとって汚点ではなく、自分と向き合わせてくれた一つのきっかけだと思っています。

Youtubeでもお話しています

今回の内容をYoutubeでもお話しています。

動画は、私のお伝えしたいことの微妙なニュアンスまで伝えることができるので個人的にはすごく好きです。

少し笑いどころ…(?)も入れつつお話しておりますので、よければご覧ください。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか。

私は全て包括して「あなたらしさ」を大事にしてほしいと思っています。この記事をきっかけにして今後同じ問題に直面したときにあなた自身で乗り越えるきっかけになればすごく嬉しいです。

今回お話しきれなかったのですが、私がうつから回復した大きな一因になったのは周囲の方の関わり方でした。周囲の方の関わりについては別の記事でまとめてありますので良ければご覧ください。

うつの周囲の人の関わり方のアイコン画像


今の私のメインの活動はYoutubeです。

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